韓国の週休手当(チュヒュスダン)
約束したシフトをきちんとこなすと、休みなのに1日分の日当がボーナスのように上乗せされる制度です。
定義 週休手当とは、1週間の決められた勤務日をすべて出勤した労働者に、週1日以上の有給休日を与えて支給する1日分の日当のことです。つまり、仕事が休みの日なのに、まるで働いたかのように給料がもらえる韓国特有の労働制度です。
休みなのにお給料が出る理由
週5日間、学校や職場にしっかり通うと、週末にゆっくり休む権利が生まれますよね。韓国の勤労基準法では、労働者が疲れ果てないように、週に1日以上お金をもらいながら休める有給休日を保障するよう定めています。休みの日なのに日当が出るこの特別な日を「週休日」と呼びます。
週休手当をもらうには、主に2つの条件を満たす必要があります。1つ目は、1週間に働く契約時間(所定労働時間)が15時間以上であること。2つ目は、職場と事前に約束したシフトの日に1日も休まず出勤する「皆勤」を達成することです。
もし遅刻や早退をしても、欠勤したわけではないので出勤として認められます。そのため、約束したシフトにきちんと顔を出していれば、多少遅刻してしまった日があっても週休手当を満額受け取ることができます。
私の週休手当はいくら?
週40時間以上働く正社員の場合、通常は1日分の日当にあたる8時間分の時給が週休手当として支給されます。では、コンビニやカフェでアルバイト(パートタイム)として働く短時間労働者の場合、週休手当はどのように計算するのでしょうか? このときは「1週間の総労働時間 ÷ 40時間 × 8時間」で週休時間(手当の計算基準となる時間)を求めます。
例えば、1週間に合計20時間働いたとすると、「20時間 ÷ 40時間 × 8時間」を計算して合計4時間分の時給を週休手当としてもらえます。時給が1万ウォン(約1,100円)なら、1週間のバイト代に加えて4万ウォン(約4,400円)の週休手当がプラスされる計算です。
そのため、実際には働いた時間よりも多くの給料を受け取ることができます。時給1万ウォンのアルバイトでも、週休手当を含めると実質的な時給が1万2,000ウォン前後に跳ね上がるのはこのためです。
知っておきたいポイントと社会問題
「週休手当は従業員が5人以上の職場でしか出ない」と誤解されがちですが、週休手当は従業員1人の小さな店舗でも必ず支給しなければならない強行規定です。店長が「うちは週休手当を出さない」と契約書に書いたり口頭で合意したりしても法的には無効で、未払いは賃金未払い(法律違反)になります。
一方で、週の勤務時間が15時間未満のいわゆる「超短時間労働者」には週休手当が適用されません。このため最近では、人件費を抑えたい店主が週14時間だけ働くアルバイトを何人も細切れで雇う「チョゲギ(細切れ)バイト現象」が増え、韓国で大きな社会問題にもなっています。
なお、以前は翌週も勤務予定があることが退職週の週休手当をもらう条件でしたが、雇用労働部の行政解釈が変更され、現在は1週間労働関係を維持して皆勤すれば、翌週の勤務予定がなくても最後の週の週休手当をしっかり受け取ることができます。
🤔 よくある誤解
アルバイトや短期労働者は週休手当をもらえず、正社員だけがもらえる。
雇用形態に関係なく、週15時間以上働き、約束したシフトに皆勤していれば、アルバイト、契約社員、派遣・臨時社員を問わず誰でも週休手当をもらう権利があります。
🧺 日常で出会う場面
週15時間以上真面目に働けば、休日でも1日分の日当がもらえる韓国の法定労働権利です。