リフレッシュレート

1秒間にパラパラマンガのページをどれだけ速くめくれるかを表す数字です。

定義 リフレッシュレートとは、モニターやスマートフォンの画面が1秒間に何回新しい画像を描き直せるかを表す数値です。一般的にヘルツ(Hz)という単位で表され、数字が大きいほど画面の動きがカクつくことなく滑らかに感じられます。

1秒間に何枚の画像を映し出せる?

ノートの端に少しずつ違う絵を描いて指で素早くめくると、絵が動いて見える「パラパラマンガ」を見たことがあるでしょう。パソコンやスマートフォンの画面も、これとまったく同じ仕組みで映像を動かしています。人間の目では追いつけないほどの超ハイスピードで、静止画を絶え間なく切り替えているのです。

画面が1秒間に静止画を何回新しく描き直せるかを表す数字が、まさにリフレッシュレートです。たとえば60Hz(ヘルツ)のリフレッシュレートを持つ一般的なモニターは、1秒間に60回画面を更新します。一方、120Hz対応のスマートフォン画面は、1秒間に120回も新しい絵を描き直します。

めくる紙の枚数が多いほどキャラクターの動きが滑らかになるのと同じです。リフレッシュレートの数値が高いほど、ウェブページをスクロールしたときに文字がブレにくく、マウスカーソルの動きも吸い付くように滑らかになります。

リフレッシュレート比較(60Hz vs 120Hz) 60Hz 1秒に60枚 画面がカクつく 120Hz 1秒に120枚 極めて滑らか

もう少し詳しく:リフレッシュレートとフレームレート

パソコン本体の「フレームレート(FPS)」とモニターの「リフレッシュレート(Hz)」を同じものだと混同されることがよくあります。わかりやすく例えるなら、フレームレートは画家が1秒間に何枚の絵を描くかで、リフレッシュレートは美術館のスタッフが1秒間に何枚の絵を壁に飾って見せるかです。

パソコン内のグラフィックボードが1秒間に144枚の絵(144 FPS)を頑張って描いて送ってきても、モニターのリフレッシュレートが60Hzなら、モニターは1秒間に60枚しか表示できません。逆にモニターが240Hzに対応していても、パソコンの性能が追いつかず30 FPSしか描けなければ、同じ絵を重複して表示するだけになってしまいます。

そのため、モニターの高いリフレッシュレートを存分に生かすには、パソコン側の処理能力もそれに見合っている必要があります。両者のタイミングがズレると、画面の上と下で描画がずれるテアリング(画面の引き裂き現象)が起きることもあります。

GPUフレームとモニタ走査のズレによるティアリングと損失 グラボ 144FPS化 余剰フレーム破棄 モニタ 画面ズレ(テア) 60Hz出力

リフレッシュレートは高ければ高いほどいいの?

リフレッシュレートが高いと画面が滑らかで目の疲れも軽減されますが、デメリットもあります。画面を1秒間に120回も描き直すためには、ディスプレイパネルやスマホの内部パーツがそれだけ休まず働き続けなければなりません。これはそのままバッテリー消費の増加につながります。

そこで最新のスマートフォンは、状況に応じてリフレッシュレートをリアルタイムで切り替える賢い技術を使っています。画面の文字をじっくり読んでいるときや静止画を見ているときは1Hzや10Hzまで下げて節電し、指でスクロールするときだけ素早く120Hzに引き上げて滑らかさを保つ仕組みです。

こうした技術のおかげで、バッテリーを激しく消費することなく滑らかな画面操作が楽しめるようになりました。ゲームやスポーツ観戦のように素早い動きが重要なシーンでは、高リフレッシュレートが見やすさと快適さを大きく左右する重要な要素となっています。

🤔 よくある誤解

✕ 誤解

モニターのリフレッシュレートを上げるだけで、ゲーム内のキャラクターの移動速度自体が速くなる。

✓ 事実

リフレッシュレートは速度そのものを速くするのではなく、動く過程をより細かく分割して滑らかに見せる技術です。

🧺 日常で出会う場面

1 スマートフォンの画面設定を60Hzから120Hzに変更すると、ブラウザのスクロール時に文字がブレず、格段に滑らかに動きます。
2 144Hzのゲーミングモニターを使うと、画面内の素早い動きを残像なくくっきりと捉えることができます。
💡 つまり ひとことで

画面が1秒間に静止画を何回更新して新しく表示できるかを表す数値です。